川さんの読書記録

25歳。読書の備忘録として、週1冊ほど。

『道をひらく』松下幸之助

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道をひらく

2021.12.03
道をひらく
松下幸之助

■学び
・目の見えない人はなかなかケガをしない。むしろ目の見える人の方が、石に躓いたり、ものに突き当たったりしてよくケガをする。目に見えるかがために、油断をする。目の見えない人は手さぐりで歩む。一歩一歩が慎重である。謙虚である。そして一足歩むために全神経を集中する。これほど真剣な歩み方は、目に見える人にはちょっとあるまい。人生の歩み方も謙虚に真剣に。

・ある場合には自己を没却して、まず相手を立てる。自己を去って相手を生かす。そうした考えにも立ってみなければならない。そこに相手も生き、自己も生きる力強い繁栄の姿がある。尊い人間の姿がある。

・ものごとをしっかりとたしかめ、最後の最後まで見極めて、止めを刺すこと、それが昔の武士たちのいちばん大事な心がけとされたのである。その心がけで今日の働きぶりを振り返るせっかくの99%の貴重な成果も、残りの1%の止めが刺されていなかったら、それは初めから無きに等しい。

・プロの自覚。いかなる職業であれ、その道において他人様からお金を頂くということは、すでにプロになったということである。アマチュアではない。