2021.12.27
イシューからはじめよ
安宅和人
■学び
・「悩む」というのは「答えが出ない」という前提に立っているため、徒労感しか残らない。(パーソナルな問題を除く)そのため、仕事で悩んでいると気づいたらすぐに休んだほうがいい。悩んでいる自分を察知できるようになるべき。
・「イシュー度」と「解の質」を上げる。今答えを出す価値のあるものを絞り込む。
・根性に逃げるな。
・「労働時間が長いほど金がもらえる」というのはサラリーマン的思想。プロフェッショナルは「どこまで変化を起こせるか」によって対価をもらい、評価される。
・良いイシューは「きっちりと答えを出せる」もの。
・「今、本当に答えを出すべきで問題であり、かつ答えを出せる問題=イシュー」は、僕らが問題だと思う対象全体の1%ほどにすぎない。
・天才的と言われる人々の仕事の進め方は、仮説の立て方とアプローチが優れて個性的で、鋭いひらめき、直感に依存している。
・人に何かを理解してもらおうとすれば、必ずストーリーが必要になる。研究であれば論文の流れ、ビジネスであればプレゼンの流れ。
・分析の3つの型:比較、構成、変化
・分析の本質が比較というよりは、実は私たちの脳にとって認知を高める方法。
・何の役にも立たないことをFishing expedition(魚釣の遠征)という。
・「持っている手札の数」「自分の技となっている手法の豊かさ」がバリューを生み出す人の資質。
・ひとつ、聞き手は完全に無知だと思え。ひとつ、聞き手は高度の知性をもつと想定せよ。
・エレベータテストに備えよ。20~30秒でプロジェクトの概要を話せるように。
・人がチャートを見て意味があると判断するまでに長くて15秒。最初のつかみが大事。