2022.01.22
リーダーになる人に知っておいてほしいこと
松下幸之助
■要約
松下幸之助さんの言葉を通して、リーダーとして、人としてのあるべき姿を教えてくれる本。
■学び
・人間の把握ができれば、いちばんいい。人間についての把握ができていなければ、知識が進む程問題が多くなってくる。ついには知識と知識とが嚙みあって、喧嘩ばかりしているということになる。
・自然に従う。「鳴かずんばそれもなおよしホトトギス」の気持ちで事に当たる。
・社長というのは心配するために存在している。心配するのがかなわんというのであったら、もう社長をやめたらいい。
・悩みというものがある人には、生きがいがある。個々に悩みがあるのは結構なことや。それは、うまくいっている証拠。
・やってみないと分からないといってやる人がいるけど、ぼくはやってみないと分からないということはやったことがない。絶対にこれはやらなければならない、やるべきもんやというものをやってきた。
・秀吉は信長の草履取りだった。あるとき履くときに草履が冷たいからと、ぬくめてあげた方がいいだろうと、懐に入れた。はじめ信長は尻に敷いたと思っていたが、途中から懐でぬくめていることが分かって、秀吉の誠意が伝わった。どんな仕事にも誠意を見出せる。
・特に察しのいい人は、やはり人情の機微がわかっている。女性に魅力を感じてもらえない人はあかんで。
・相手が感動する手紙を書いているか。礼状の一つでも、天下を取る人と天下をつぶす人とが分かれてくる。