2022.02.07
覚悟の磨き方
吉田松陰
■要約
30歳で生涯を閉じた吉田松陰の熱い言葉が読む人の心を鷲掴みにする一冊。型破りな行動力、本気で生きた吉田松陰を好きになった。
■学び
・松陰は生まれた時から空気のように存在していた「しきたり」を破り、行動をもって自分の信念を貫くことをよしとした。
・教育は知識だけを伝えても意味はない。教える者の生き方が学ぶ者を感化して、初めてその成果が得られる。
・頭は心を満たすために使うものだ。「心から満足できる行い」にもっと敏感になること。
・まだやったことがないことを、「怖い」「面倒くさい」「不安だ」と思う感情は、過去の偏った経験が作り出す、ただの錯覚である。
・松陰が尊敬するのはその人の能力ではなく、生き方であって、知識ではなく、行動。
・評価する人が誰もいないところで、どれだけ人の悪口を言わないでいられるか。善行を重ねられるか。
・この世の中を救ってきた偉人の精神を引き継ぐ。自分を育ててくれたものを守るためにできることはそれだけ。
・わずかな時間も惜しい。そう感じないのであれば、その勉強は身になっていない。
・思いやりとかやさしさは、持つものではなく、思い出すものである。人を喜ばせようとするのは善意ではなく、本能だ。「本来の自分らしさ」を取り戻すために、学ぶ。
・人を疑い続けて、うまくやるよりも、人を信じ続けて、馬鹿を見る男になりたい。