川さんの読書記録

25歳。読書の備忘録として、週1冊ほど。

2023/5/25『津軽』太宰治 5/10

太宰治さんの繊細な感覚に少しばかり気づけたような気持ちがしました。

観瀾山の桜の描写が好きです。
「花弁も薄くすきとおるようで、心細く、いかにも雪に洗われて咲いたという感じである」

次は斜陽を読んでみます。

 

2023/5/14『成しとげる力』永守重信 5/10

世界一のモーターメーカーに育てた永守さんの熱い言葉がぎっしり詰まっていました。

大切なのは気概と執念。
根性論と思われるかもしれませんが、何かを成しとげるには粘り強さは必要だと思いました。

 

2023/5/7『自助論』サミュエル・スマイルズ 9/10

素晴らしい一冊。
これでもかというほどの人物の例でもって、生き方の見本を伝えてくれています。

どのように生きるかは人それぞれですし、他人が決めるものではないと思いますが、本書の中で素晴らしいなと思える姿勢がいくつか見つかると思います。
何度も読み返して学びを深めたいと思います。

 

2023/5/5『潮騒』三島由紀夫 10/10

美しいです。
舞台が島だからなのか、青年と少女が純真だからなのか、全体を一貫して流れる爽やかな空気が大好きです。

読むと続きが気になって、時間を忘れて読んでいました。
おすすめです。

 

2023/5/2『アロハで猟師、はじめました』近藤康太郎 9/10

新聞記者をしながら九州で鴨打ちをする。田も耕す。猪や鹿に罠も仕掛ける。

面白おかしく描かれていますが、真剣そのものです。
生は殺生の上に成り立つという事実を改めて目の当たりにしました。

 

2023/4/28『音楽は自由にする』坂本龍一 7/10

プロの音楽家の人生を垣間見られたような満足感がありました。

本を読むときにピアノのBGMを流すことが多いのですが、一曲目は「戦場のメリークリスマス」に決めています。何度聴いても良いですね。

そんな読書時間を楽しみに本屋をぶらぶら歩いていると、坂本龍一さんの本があった。偶然と言えばそれまでですが、そんなときは本が自分を呼んでいるような感覚がするもので、買いました。

幾つもの心に残る旋律を生み出す音楽家の日々や考え方、感覚に触れられる一冊です。
坂本さんの語り口調でまとめられているので、読みやすかったです。