川さんの読書記録

25歳。読書の備忘録として、週1冊ほど。

『生き方』稲盛和夫

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生き方

2022.02.01
生き方
稲盛和夫

■要約
稲盛和夫さんの人間として正しいことを追求する、単純かつ力強い生き方を学べる一冊。

■学び
・人生、仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力(人生や仕事の成果はこれら3つの掛け算によって得られるのであり、決して足し算ではない)

・「思念が業をつくる」よい思いを描く人にはよい人生がひらけてくる。悪い思いをもっていれば人生はうまくいかなくなる。

・「思わんとあきまへんなあ」という松下さんのつぶやきは「まず思うこと」の大切さを教えてくれる。

・楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。

・「思想の深遠なるは哲学者のごとく、心術の高尚正直なるは元禄武士のごとくにして、これに加うるに小俗吏の才をもってし、さらにこれに加うるに土百姓の身体をもってして、初めて実業社会の大人たるべし」(福沢諭吉

・日本の法律は成文法であるため、教条的になりやすい。アメリカは判例法であるため、条文にそれほどとらわれることなく、それぞれのケースで良識やルールに照らして、判断する傾向が強い。

・おのれの才を「公」に向けて使うことを第一義とし、「私」のために使うことを第二義とする。謙虚の本質はそこにある。

・「徳高き者には高き位を、功績多き者には報酬を」(西郷隆盛

・60歳からの20年間は、死への準備に当てるべき期間。社会に出るのに20年間の準備期間を要したように、死を迎えるための準備にも20年間の時間が必要である。