『エッセンシャル思考』グレッグ・マキューン
2022.01.19
エッセンシャル思考
グレッグ・マキューン
■要約
少ない労力でよりよい成果を出すための方法を教えてくれる本。
最重要事項の見定め方、優先順位の定め方の参考になる。
■学び
・「やらなくては」ではなく「やると決める」。
「どれも大事」ではなく「大事なものはめったにない」。
「全部できる」ではなく「何でもできるが、全部はやらない」。
・エッセンシャル思考とは「より少なく、しかしより良く」を追求すること。
・成功した企業が衰退する理由は、規律なき拡大路線に陥ったこと。
・選ぶ基準を明確に。「自分は何が大好きか?」「何が一番得意か?」「世の中のニーズに貢献できるのは何か?」
・教えてください、あなたは何をするのですか。その激しくかけがえのない一度きりの人生で。(メアリー・オリバー)
・自らトレードオフを選びとる。誰かに決められる前に自分で決める。
・重要でないことにはノーと伝える。それにより信用が下がることはなく、むしろ信頼を得られることの方が多い。
・偉大な企業をつくるか、偉大な思想をつくるか、どちらかだ。両方は選べない。
・退屈しのぎが増えたのはいいことだが、退屈を駆逐した結果、考えるための時間を奪われているのではないか。
・人材採用の基準として「その人が創業メンバーだとしても違和感がないか」と考える。
・ノート言わなくてもいいようルールを設定する。
・警察のポジティブチケットの事例。再犯率が50%減少した。
・モチベーションに最も効果的なのは「前に進んでいる」という感覚。「達成」と「達成が認められること」が2つの主要因。
・エッセンシャル思考の敵はマルチタスクではなく、マルチフォーカスである。
・家のドアを開ける前に「気分転換の一呼吸」をする。仕事の考えを全て空気と吐き出してしまう。
・SNSを見る代わりに家族に電話する。
・「本当に重要なことは何か?」それ以外のことは全部捨てていい。
■アクション
・重要でないことにはノーと伝える。