「頭の中のしゃべり声(チャッター)」をどう鎮めるか。
私は普段頭の中でひとり言が多いので、気になって読んでみました。
何を思考しているかによって、良い影響にも悪い影響にもなりうるだろうなと思っていたのですが、考えている内容というよりネガティブな感情を抱いた内省は悪影響を及ぼすとのことでした。
近年の研究では苦痛を感じているときの内省は有害無益で、仕事のパフォーマンスや人間関係に悪影響を及ぼすことが分かっています。
本書では、その有害になりうるチャッターをコントロールするための26の方法を教えてくれます。
面白いなと思った内容をいくつか抜粋してお伝えできればと思います。
・人間は嫌な経験を話さずにはいられない。負の感情が強ければ強いほどそれについてますます多くを話したがった。
・感情的な痛みには身体的な要素もある。
・遺伝子+環境=われわれというのは真実ではない。持っている遺伝子が発現するかによる。
・困難に遭遇しているときに、その翌日ではなく10年後にそれについてどう感じるかを想像することはきわめて有効。
・感情を他人に共有してもチャッターを減らす役割をほとんど果たさない。それどころかしばしば悪化させた。
気になる方はぜひ読んでみてください。